最果ての都市
寒空のパタゴニアを鮮やかに彩るルピナス。
藤の花を逆さにしたような、天に向かって伸びるカラフルな花。
気になって花言葉を調べてみると、
★
想像力、いつも幸せ、あなたは私の安らぎ。
この花を送られる人は幸せだ〜(T∇T)
★
★
★
★
と、いうわけで!
ブエノスアイレスからLAN航空の飛行機に乗って空へ飛び立ち、
眼下に広がる広大なバンパはやがて、雪を被った荒々しい山脈に姿を変え、
世界最南端の都市「ウシュアイア」にやってきました!
★
★
★
パタゴニア。
南アメリカ大陸の南緯40度以南、アルゼンチンとチリを跨いだ地域の総称。
旅立つ前は有名アウトドアブランドの名前、くらいの認識で、その意味を考えた事すらありませんでした。
南米の地域名に由来していたとは。
しかし旅をする中で南米を渡って来た人たちにたくさん出会い、彼らの話を聞きながら、
いつしかパタゴニアという響きに憧れを募らせていったのでした。
自然が作り上げた神秘の姿をこれでもかと見せつけられる、絶景オンパレードの魅惑のルート!!
この度舞い降りたウシュアイアは、
パタゴニア、つまり南米大陸の最南端。
アルゼンチン側のフエゴ島に位置する最果ての都市。
南極ツアーへの玄関口でもあります。
ここから、私のパタゴニアの旅がついにスタートするのです!!!
★
★
木のぬくもりを感じるデザインがお洒落なウシュアイアの空港。
一歩外に出てみると・・・、
寒っ!!!
しまった。
私、完全に勘違いしていた。
南半球は夏でしょっ!
日本とは正反対だから真夏だーーー!!!
そんな思い込みから、防寒着をほぼ準備してこなかったのです。
手持ちの最強装備はフリースのパーカー。(裏起毛が救い★)
二番手は超薄手のカーディガン。
もちろんヒートテックなんてものは持ち合わせておらず、(そもそも日本でも着ない)
一応持って来ていたロンTが3枚。
明らかな防寒着不足!!!
それもそのはず、ウシュアイアの緯度は南緯55度。
北緯で見るとサハリンの真ん中に位置し、優に北海道を飛び越えています。
四季に無理矢理当てはめると一応夏に向かっている時期ではあるのですが、
それでも日本の秋冬ほどの寒さに匹敵するのです。
さらに、「嵐の大地」と呼ばれるほど年間を通して風が吹き荒れるパタゴニア地方。
体感温度はさらに低く、
日に日に寒くなっていた日本から真夏のブエノスアイレスへ渡り、いっきに冬に逆戻りしたよう。
体がおかしくなりそうだぁ。
★
★
★
空港から街までの公共バスはなく、タクシーで街の中心地へ移動。
Booking.comでチェックしていた最安の宿Yakush Hostelに向かい、ベッドの空きがあったのでそのままチェックイン。
ただし、最安と言っても一泊約20ドル。
ただでさえ物価の高いアルゼンチン。
パタゴニアに入ってさらに急上昇です。
★
★
宿の中は、
まったり落ち着けるロフトのパブリックスペースが快適♪
朝食付きで広々としたキッチンが使えるのはありがたい。
ブエノスアイレスでは外食ばかりだったけれど、これからは自炊に切り替えていかないと。
★
★
とりあえずまずは町歩き!
ビーグル水道と呼ばれる、南米大陸とフエゴ島の間を流れる海峡。
その海沿いの丘に連なるウシュアイアの街並。
ビーグル水道に沿って歩いてみます。
この日は海が凪いでいて、鬱々と気持ちが沈みがちな曇天も絵になる。
水面に写り込んだ鈍い空がキャンバスとなり、
ポツポツと花が咲いたように、海に浮かぶ船の色が際立っていました。
肩にかけた仰々しいカメラが時として通行パスの役目を果たしてくれます。
入って写真を撮りなよ!
船乗りさん?のジェスチャーに甘えて桟橋の先まで渡りました。
振り返ると水越しにウシュアイアの街並。
街を見守るように背景に佇む雪化粧をした連山。
海と山に囲まれた街の景観はジオラマみたいで美しく、
ゴミゴミした大都会から離れた事を改めて実感し、心がホッと落ち着きます。
昔住んでいたクイーンズタウンをちょっぴり重ねた。
こういう街の景色、大好き!
青空が束の間顔を出してくれました。
明日は、晴れてくれるかなぁ?
★
★
港の近くにツアー会社が集まる一角があって、全ての小屋を回って比較検討。
ビーグル水道をクルージングするツアーを探しているのです。
大きな船、小さな船、コースが違ったり時間が違ったり、ペンギン島に入って歩けたり、
近付ける動物の種類が多かったり少なかったり、
会社によって内容も金額も様々。
その中で気に入ったツアーを見つけ早速予約しようと思ったのですが、
翌日の天気がどうも怪しい。
午前と午後、一日のうち二回の出発があるので、明日の天気を実際に見て決める事にしました。
★
★
近くのインフォメーションセンターで、最南端の証!?
パスポートに記念スタンプをGET♪
海沿いをさらに歩いていると、
姿形はカモメ、くちばしと足は鮮やかな朱色に染まる、綺麗な鳥たちに遭遇!
★
★
モーターショウでレースクイーンに群がるカメラ小僧ばりに、
鳥たちをあらゆる角度から激写!!
一人撮影大会が始まっちゃいました。
こんな時の私って周りが見えていない。
端から見てかなり怪しいはず。
鳥さんをひとしきり撮影して満足♪
お散歩再開。
ブエノスアイレスからやってきた身としては、突然の冷たい空気が突き刺さるようで寒さに震えてしまいますが、
ウシュアイア的には春から夏に向かう季節らしく?
★
★
タンポポがたくさん咲いていました!
★
★
こんな北国、もとい南国なのに、意外にもお花で溢れる街。
ウシュアイアのお花は寒さに強いのね。
★
★
★
街の中心地自体は小さくて、これがメインストリート。
この道沿いにツアーオフィスやショップ、レストランが軒を連ねていて、
大きなスーパーマーケットもあったので助かりました!
早速自炊生活スタート。
この通りを境に海を背にすると、そこはもう、すぐ丘のはじまり。
ウシュアイアは坂道の街。
マニュアル車の運転大変そう〜!
丘には民家が並びます。
(窓に注目!置物のような、リアル黒猫ちゃん♪)
ついでに人んちの犬さんも。
ワンワンさん♪
とか言って近付いてしまいます。
さっきの一人海鳥撮影会然り。
犬、猫、鳥・・・、旅先の街中でこれらの動物に出くわすと無条件にカメラを構えてしまう。
これ、結構カメラ好き旅人あるあるじゃないですか?(私だけ?)
にしても。
明日のお天気、厳しそうだなぁ。
ビーグル水道ツアー、どうしよう?
ウシュアイアにいる間に、厚ーく垂れ込める、このどんより灰色の雲は晴れてくれるのかしら?
天気予報と空を交互に見返してはため息をついてしまうのでした。
<検索キーワード>
ウシュアイア,アルゼンチン,世界最南端,都市,南極,ビーグル水道,安宿,ホステル,物価,パタゴニア,世界一周
リアルタイムつぶやき、ucaのTwitter要チェック!
▼世界一周バナーポチッで、ランキングUP応援よろしくお願いしますm(_ _)m▼
にほんブログ村 世界一周ランキングに参加しています。
1日1回のCLICKが順位に反映される仕組みです。
応援よろしくお願いします!
クリックしてから表示が切り替わって、はじめてワンカウントとなるそうです!
ちょっぴり時間がかかるFBのイイネ気分で、クリックしていただけると嬉しいです♪